【山陰の旬通信】2015年12月

日本の秘境 鳥取県・島根県の独特の食べ物。

日本の秘境 鳥取県・島根県の独特の食べ物。

干物市場ドットコム 齋藤です。
いつもありがとうございます。

旅行好きの友人が教えてくれたのですが、

イギリスで食べるご飯はどこに行ってもほぼ同じだそうです。

更に言うと、イギリスからの移民の国。

オーストラリア・ニュージーランドで食べる食事も、イギリスのそれと、ほぼ同じだそうです。

それに比べ日本は、各地方に郷土料理があり、うどん・そば・ラーメンも味・だし・スープが全部違います。

【所変われば品変わる】というこことわざがありますが、食文化からみれば、日本は旧大英帝国よりも広いです。

そして、日本最後の秘境 我が、鳥取県・島根県。

お雑煮

今年の我が家のお雑煮です。

ドリフターズの貧乏コントに出てきそうな質素さです。

優しい人なら、「 コレでお肉でも買いなさい。」と そっと1000円札を握って渡してくれそうな雰囲気のお雑煮です。

でも、これ、江戸時代は『金』と同じ価値で取引をされていたそうで、今でも世界一高い海苔なんです。

テレビなどで紹介される機会も多くなったので、ご存じの方も多いと思いますが、
この海苔は、十六島海苔(うっぷるいのり)と言って山陰では珍しくないお雑煮です。

とにかく海苔の香りが強いです。餅じゃなく、だしでもなく、海苔の香りを食べる感じです。

私はこのお雑煮でないと絶対ダメです。が、これは意見が分かれると思います。

昨シーズンからお問い合わせを頂く、「テレビで見た。一度試して見たい。」と言う方のために、お試し8gを用意しました。

干物と一緒に送れますのでよかったらどうぞ。

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追伸:
実は、山陰地方はお雑煮が大きく分けて4パターンあります。
甘いぜんざい・具少なめのすまし汁・具だくさんの関西風・かもじ海苔 この4つです。

山陰地方は東西に長く、江戸時代は、石見・出雲・伯耆・因幡 4つの国があり、それぞれお雑煮があるので、細かく分けると10種類はあると思います。

テレビでは十六島海苔のお雑煮を食べたレポーターが「磯の香りがスゴーい」と言ってますが、まあそこはテレビ。十六島海苔のお雑煮は好みがあると思います。

ウチの嫁さんの実家は兵庫県にも近い鳥取市(因幡・山陰地方の東端)出身なので、関西風のお雑煮です。
私は米子市(伯耆・山陰の真ん中)なので、かもじ海苔のお雑煮です。

ウチのお雑煮を食べた時、「海苔が強い」と言う率直なご意見を頂きました。
なので、ウチでは2種類のお雑煮を作って食べています。

良くも悪くも、我が家は【所変われば品変わる】を実感できます。


今回も読んで頂きありがとうございました。

====山陰の旬通信=(2015年12月9日)=====================

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