電子レンジで干物を解凍してみる(カレイ編) 

IHグリルの【干物焼き】の自動メニューは解凍してある干物を想定してあるそうで、実際焼いてみると上手には焼けません。

でも、自然解凍だと2~3時間かかり、ちょっと大変です。
今回は解凍法を研究してみました。


●自然解凍


・冷凍庫からキッチンに出し解凍しました。完全に解凍されるまで、約3時間放置しました。




・3時間後、温度を測りました  表面6.3℃  カレイの中心2.4℃ ※キッチン内の気温18℃


●レンジで解凍


電子レンジの【肉の解凍】の自動メニューで解凍しました。


自動では凍ったままで、じょうずに解凍されないので、追加加熱をくりかし、合計14分。


・温度を測りました 表面8.6℃  中5.8  頭の部分の表面33.8℃ ※電子レンジなので、やっぱり温度ムラがでます。



上 レンジ解凍

下 自然解凍
レンジ解凍は、薄い(水分の少ない)部分は熱が高くなるのでヒレの部分に火が通ってしまいました。


IHグリルの【干物焼き】の自動メニューで焼きました。(約12分)
左:自然解凍  右:レンジ解凍



●試食



食べ比べてみて、自然解凍のカレイ。 レンジで解凍したカレイ。
遜色ありません。
厳しく審査すると、自然解凍のカレイがに比べ、レンジ解凍のカレイは、塩味が硬く、素材の甘さとの調和がない。しかし、よく言うとインパクトのある味。
身のふっくら感はレンジの方がイイ。ただし、ヒレや尻尾の部分は火が通り過ぎ。


結論:レンジで解凍でイイのでは?

●自然解凍で3時間。レンジ解凍で15分。1/10の時間で解凍出来て、
結果、味に遜色がなかったので、もう、レンジ解凍で良いのではないでしょうか?

※今回はIHの自動機能で焼きました。
(IHは自動機能があり便利ですが、手動だと、火力が弱く、調整しずらく、一番難しいからです)

干物を美味しく焼くコツ・ポイントはあります。プロの料理人なら知ってる、見た目、臭い、音 です。
一昔前なら、解凍したモノでも、冷凍から焼いも、コンロから離れず、ガスの火加減でを調整しながら焼いて、『ワタシの方が美味しく焼けるよ♪』とおっしゃるお客様が多く、こんな記事を書くこともありませんでした。
しかし、今はガスからIHに変わり、若い方はベテランの奥様からコツを習うことも少なくなった。と聞きます。

なので、今回は今、一番魚を焼くであろう。そして、電子レンジの自動・IHの自動機能を使うであろう方をターゲットデーに書きました。


●オマケと防備録:重さに関して


自然解凍


重さ 焼く前:163g→焼いた後:146g(89%)→食べた後20g(可食部88%)


レンジで解凍

重さ 焼く前:163g→焼いた後:142g(87%)→食べた後23g(可食部85%)


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