今回はアジの干物を作ります。
1尾約140gです。
魚をさばく
うろこ・ぜいご(しっぽ近くのギザギザした部分)をとります。
エラブタをめくり、切り込みを入れます。
骨の上に包丁をがあたるようにして尾まで引いてやります。
しっぽまで包丁を入れたら、最後はグイッと手で開きます。
エラを手でちぎります。エラを取ると内臓も一緒にとれます。
素早く冷たい水で洗ってやります。血合いは歯ブラシを使うとカンタンです。
捌いた後の重さは522gでした。
塩に漬ける前に、身を少し切って、脂乗り・身の甘さを確かめておくと、次回作る時に参考になります。
塩に漬けます
立て塩(塩水につける方法)と振り塩(じかに塩をふる方法)の2種類をご紹介します。
立て塩の方がまんべんなく塩がまわるので、初心者にはオススメですが、魚が少ない時は振り塩の方が経済的です。
塩加減は好みが分かれる所なので、イロイロためして自分好みの塩加減を見つけてください。
立て塩(塩水につける方法)
8%の塩水に30分漬けるのが基本です。
塩水に魚をつける時間は、魚が100gなら20分~30分が目安です。
今回は旬はずれのアジ(アジの旬は夏)。脂がのってないで、20分漬けました。
身が締まり、目が白濁してきたら、塩が入った証拠です。真水で軽く洗って、キッチンペーパーなどで良く水気を取ります。
振り塩(じかに塩をふる方法)
塩を表・裏 うっすら振りかけてやります。約30cm上から振るとまんべんなくふれます。
20~30分置きます。身から水がにじみ出てきたらOKです。真水で軽く洗って、キッチンペーパーなどで良く水気を取り干します。
今回は20分漬けました。
魚を干します
次に「干し」です。
干し時間はその日の天気によって大きく変わるので、風通しのよい日陰で3時間から8時間干します。
この日は風が強かったので、4時間干しました。
干し加減は触ってみて、判断します。
触ってみて、指紋が残る程度に水分が飛べば、生干し状態。
柔らかいのがお好きならここで、終わっても良いです。
魚の表面に膜がはり、指で触ってくっついて、指に身がついてくる感じならほぼOKです。
干し時間によって、
・指で触ってくっついて、指に身がついてくる感じ。
↓
・指で触ってくっつくき、指がすぐに離れる位。
↓
・完全に乾いた感じ。
変わってきます。
お好みで干し加減を変えてください。
私はしっかり干した方が好きなので、4時間干しました。
干物作りはは日光よりも風です。
天気が良くても風のない日は扇風機を使います。
「天日干し」の言葉のイメージにとらわれすぎて、日差しの強過ぎる所で干すと身がぐちゃぐちゃになります。
直接、洗濯ばさみに挟んで乾してもイイですが、しっぽが切れることがあるので、串を打ちます。
専用の網で干してもイイですが、家にある洗濯干しで上手に干せます。
干した後の重さは475g。干す前の90%の重さでした。
完成です
立て塩(塩水)の方はキレイに上がりましたが、振り塩の方は身が割れてしまいました。
アジの開きは立て塩の方がキレイに仕上がりますね。
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