浜田港のどんちっちあじ と 境港産のあじを食べ比べてみる

島根県浜田港には「どんちっちあじ」と言うブランドアジがあります。

今、テレビでも紹介され、人気です。↑NHK「うまいッ!」でも紹介されました。

さて、「浜田港でとれた」・「脂分10%以上」のアジが →【どんちっちあじ】

なのですが、同じ山陰でとれた「境港産あじ」とどう違うのか?試してみました。

境港から浜田港まで約150km離れてますが、同じ山陰沖日本海です。

上:浜田港どれ「どんちっちあじ」 下:境港どれ「普通のあじ」

上:浜田港どれ「どんちっちあじ」 下:境港どれ「普通のあじ」です。


どんちっちあじ

島根の渡辺さんが作った、浜田港産の「どんちっちあじ」

評判通り、脂がのって身が身が柔らかく上品で柔らかい味です。

「アジの干物」と言うと、締まった身質が特徴ですが、コレは別モノ。

食感はふわっとして、脂の甘みが広がります。

良くも悪くもアジのイメージを裏切られます。
普通の開きアジとは別の魚と考えて食べた方が良いともいます。


境港産 あじ(普通のあじ)

さて、一方、鳥取県の安藤さんが作った、境港産の「普通のあじ」

境港産の「普通のあじ」も負けていません。かなり脂がのってクオリティーが高いです。
境港でも今時期の味は脂率が10%を超えます。

そして、干物の味は職人さんで大きく変わります。
鳥取県の安藤さんは「干し」が島根の渡辺さんよりしっかりしているので、比べると身が高いですが、味が凝縮してます。

今時期の境港産アジも脂率が10%を超えます。
この通り、身を押さえると脂がにじみ出てきます。

結論を言うと、「食べる人の好み。」となると思います。
私個人の意見としては、「干し」がしっかりした干物が好きなので、うまみのぎゅっと詰まった、鳥取県の安藤さんが作った、境港産の「普通のあじ」の方に軍配を上げたいと思います。

でも、やはり、食べたことない方には、両方試して頂きたい。

魚の中でも安価な魚なので「たかがアジ」と思われがちですが、アジってすごく美味しい魚だと思いませんか?

そんなアジを一番楽しむのは、旬の今だけの贅沢です。


浜田港産 どんちっちアジ @330円


境港産 開きアジ @160円


おまけ

旬のアジは脂がのっています。
脂が骨にも回るのか?理由は分かりませんが、旬のアジは骨も柔らかいので、食べられます。

※「すごく美味しい!」と言うモノではなく「食べられる。」程度のモノなので、骨を食べると言うことは、そんなにオススメしません。


「どんちっちあじ」の骨。食べてみると、こっちの方が柔らかい気がします。

「境港産のあじ」の骨
こちらも食べることができます。

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