干物の焼きの根本的な疑問を晴らしたい。

根本的な疑問:干物はどちらから焼くべきか? と、 なぜ、火で焼かないといけないか? を実験してみました。

アジの焼き方

問題1:どちらから先に焼くか?

美味しく焼くコツとして、「どちらから焼くか?」がとても重要です。

一般的に、「海(魚)は身から。川(魚)は皮から。」と言われますが、本当なのか?
1.皮から先に焼く
2.身から先に焼く

同時に焼いて実験してみました。

アジの焼き方

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アジの焼き方←皮を先に焼いた時

アジの焼き方←身から先に焼いた時

答え1:はやり「身が先。」

試しに開きアジを皮の面から焼くと、皮面の水分が抜けて身の面が割れて食感が悪くなり、味も塩味が立って「固い感じ」がします。

やはり【干物は身から焼く】が正解『海は身』です。


問題2:なぜ、干物は火で焼かないといけないのか?

「魚が焼けた」を別の言い方にすると、「魚の芯の部分が100℃になった瞬間」なワケです。

では、「100℃を超える事」=「魚が焼けた」なら、ガスや火を使わなくても良いのではないか?

と言うことで、

湯せんしてみました。

AJI_BOIL_1

水が入らないように、わざわざ2重に真空パックにして、、、


AJI_BOIL_2

湯せんする事、5分、、、


AJI_BOIL_4

ゆであがりました。


AJI_BOIL_5

真っ白。

美味くなさそうです。


AJI_BOIL_6

身は柔らかく、箸を入れるとホロッと取れます。
食感も口の中でほどけるように柔らかい。
そして、生臭いです。

袋から出した時から、生臭い臭いでしたが、やはり食べても生臭いです。

柔らかいと書きましたが、気持ち悪い柔らかさです。
見た目→× 香り→× 食感→× 味→× すべてダメですね。


AJI_BOIL_8

一応、食べ比べのために、ガスで焼いたモノも用意してました。


AJI_BOIL_9

少し焦げて、美しい。そして、美味しそうな臭い。


AJI_BOIL_A

キチンと身が締まって。

美味いです!!


答え2:はやり火で焼かないとダメ。


結論:

●やはり干物は火で焼かなくてはいけない。
・焼くことにより、余計な水分が抜ける。(身が締まり、臭みが抜ける。)
・焼くことにより、表面に程よい焦げができて、臭みが抜ける。
●焼くときは身から焼く

以上 です。


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